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禁断のらぁ麺へのリスペクト:69'N'ROLL ONE

私事で恐縮だが、私は今年で50歳。進学で上京後、渋谷で「桂花」にハマってラーメンの食べ歩きを始めてちょうど30年。その30周年の記念ラーメンを69'N'ROLL ONEで作って貰える事になった。21日にイベントとして実施していただいたのでその顛末を。

話の一番おおもとは、2001年6月10日に遡る。このブログでも何度か触れている、私の師匠にあたる故・武内伸さんの生涯通算五千杯目の記念ラーメンを、「支那そばや」の佐野店主がその日に作り上げた。この時は、武内さん以外はラ博スタッフとごく少数のゲスト客がご相伴にあずかったが、そのラーメンは本当に凄かった。一人のラーメン職人が武内さんにどれだけの信頼や友情を寄せているのかが本当によく判るオーラが吹き上がるラーメン。私はこのラーメンを食べ、「ああ、今後自分は揺るがない自信をもって、ラーメンの可能性とすばらしさを人に伝えて行く事が出来る」と思った。そして、ラーメンでこんな絆をむすんでいる佐野さんと武内さんをうらやましくも思ったし、改めてリスペクトもしていた。

その後、そのラーメンは「禁断のラーメン」と名付けられ、一杯三千円と言う価格でもってその価値を世に問われる事になる。この「禁断のラーメン」のすばらしさは当時大崎さんが書いた記事に詳しいが、個人的にはラーメンの味に加え、佐野さんと武内さんそのものの思い出として心に刻まれている。

五年前に武内さんが亡くなった後、69'N'ROLL ONEの嶋崎店主とは、武内さんの思い出話をよくしていたが、その際にこの五千杯記念ラーメンの話もよくしていた。そんな中で「北島さんの何か節目のラーメンを俺が作るよ」と言う話になっていたが、実は私は「自分が何杯食べたか」にはあまり興味がなく、正確な杯数は覚えても記録してもいない(^_^;)。なので、ちょうど食べ歩き30年になる2013年に何かお願いしようかなとなっていた。

もともとの予定では、実は69の移転前、町田店の営業最終日にイベントをしようとしていたが、後述の理由で先送りとなり、21日に赤坂本店の初イベントとして実施していただいた。

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イベント自体は日曜日、一般営業と並行して実施。素材確保の関係で限定数は90杯前後。どのような形で提供するか迷ったが、とりあえず私の知り合いにFBやTwitterなどで募集をかけたところ三時間ほどで全枠が埋まってしまい、結果的に完全招待制となってしまった。

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当日駆けつけてくれた「G麺7」「啜磨専科」の後藤店主と「魚雷」等の塚田店主。他にも何人もの店主がいらしてくれたが、このお二人はラーメン作りにも協力して下さった。

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普段はクローズドの厨房を、イベント時はオープンにして営業。町田時代と雰囲気は変わりつつも、緊張感のある心地よい空気は根本的には共通していると思った。

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10年以上の付き合いもある友人達も何人も。嬉しかったなあ。

さて、いよいよラーメンの提供を開始。スタート時にはかなり混雑していたので、まずは一回りお客様をさばいてから私にもラーメンを作ってもらった。品名は「禁断のらぁ麺へのリスペクト(1500円)」。嶋崎店主が佐野店主に、そして私が武内さんに対するリスペクトを込めてこの名前を使わせてもらったのだ。

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最初に出て来たのが「前菜」。小麦粉「きたほなみ」をメインに作った超幅広麺でご飯を巻いて食べるスタイル。今回は、麺には別の小麦粉を使っているので、そちらとの差異を感じて欲しいと敢えて小麦粉を変えてみたそう。

69_kindannnoramenhenorispect_02_130721 69_kindannnoramenhenorispect_03_130721禁断のらぁ麺へのリスペクト

相模原に出た最初の69の店舗、いやそれこそその前のキリン食堂時代から嶋崎店主の限定は数多く食べてきたが、私がこれまでもっとも印象に残ったのは2007年3月に出された「カドヤ食堂からの贈り物」だ。地鶏の群れのボスにあたる鶏は通常の鶏よりも生命力が強く、また飼育期間も長期間になるので肉は硬く食用には向かないが、そのダシは本当に素晴らしい。そのボス鶏を使った塩が「カドヤ食堂からの贈り物」」だったが、今回は私の好きな醤油に仕上げてもらった。

何でも、その醤油化が今回一番の難問だったらしい。貴重な食材だけに試作の機会も限られていて、バランス取りに苦労したとか。

そのぱっと見は、一見「塩?」と思う淡さ。最近は清湯でも濃厚にエキスが溶け込み、ダシ自体が琥珀色になっているケースもあるが、そのくらいこのラーメンの色合いは淡い。その淡さに、醤油加減の微妙さが伺え、立ち上ってくる香りと共に「ああこりゃあ絶対美味い」と食べる前から半ば確信した。

スープを飲んだ感想は、もちろん「美味しい」「凄い」「素晴らしい」などもあるが、一番強かった思いは「好きな味」だ。嶋崎店主とはいろいろとラーメンを挟んでしょっちゅう会話をしているが、それにしたって他人の舌、他人の好みを、一度の味見もさせずにここまでピンポイントに突いてくるのか。「ラーメン評論家」としての分析やら何よりやらよりも「好き」「嬉しい」の感情がわき上がってくる。

スープのエキスは決して強すぎない。昨今は清湯でも相当力強いダシも増えているが、それらに比べればむしろ控えめな抽出だと思う。が、その抽出されたエキス自体のパワーが半端ない。言ってみれば、並の昆布をぐらぐら煮出して強引に「濃厚」にした味と、ハイグレードかつ大量の昆布をさっと焚いた時のすっきりとキレがありながらも深い印象を残す味との違いのような物だろうか。スープの土台である「水」の存在感を充分に残しながらも、ボス鶏ならではのきらめくような大粒の旨味成分・鶏の生命力がぐいぐいぐいぐいと迫ってくる。

ボス鶏の力強い味だと、ついそのパワーを強調する方に持って行きそうだけど、それをこの濃度に抑える事でかえってその存在感を際立たせている。これまで私は、嶋崎店主については「2号らーめんのような正当派豪速球」と「コカクーラーのような大変化球」の両方を投げられる投手だと思っていたが、今回のラーメンでは更に「精密機械と言われた北別府のようなコントロール」も持っているのを改めて知ったような気がする。

スープだけで呆然としている訳にもいかないので麺をすすると、これがまた「好き」(^_^;)。今回の麺は「G麺7」「啜磨専科」の後藤店主が提供してくれた。この限定の話を聞いた時に「是非自分に麺を担当させて下さい」と名乗りでてくれた後藤店主が選んだ小麦粉はハルユタカ。一昔前は、ラーメン用の国産小麦粉として一世を風靡したのはラヲタならみんな知っているが、最近は品種の世代交代もあって第一線ではほとんど聞かなくなっている。

その流通量も少ないハルユタカをわざわざ探して来たのは「北島さん、支那そばやさんの麺が大好きじゃないですか。支那そばやさんの麺と言えばやっぱりハルユタカでしょう?」。はいその通りです【爆】。麺は当然細めのしなやかな物で、スープとの絡み、一体感も極上。当然ながら麺自体の甘味、風味もしっかりと感じられる。そしてその麺を、嶋崎店主が一杯一杯絶妙の柔らかさで茹で上げ、全体をしっかり糊化させて小麦粉の良さを全部引っ張り出している。後藤店主の意図を、全部受け取っているんだろうなあ。

チャーシューは沖縄アグー豚の貴重な純血種。今回は、「気むずかしや」「魚雷」などの塚田店主が調理を担当してくれた。塚田さんともまた会って話す機会は多いが、各店主の中でも私の健康を一番気遣ってくれるのが彼だ。その彼らしく、脂はほとんど感じず、赤身はしっとり柔らかく、それでいて豚の旨味は充分に残し、一枚でもばっちり満足出来る仕上がり。ほんとにうまい。

そして何よりも丼だ。既に何カ所かのblogなどにこのラーメンの写真は上がっているが、私の丼だけ他の人と微妙に異なる。これは、先述の「禁断のらぁ麺」で佐野店主が使った丼を、塚田店主が頼み込んで貸してもらったとの事。佐野店主と武内さんの絆を象徴するかのような丼を使うと言う塚田店主の気遣いと、その宝物を貸してくれた佐野店主の優しさには、本当に涙が出そうになった。「自分は周りに支えてもらっているんだなあ」と心底実感できた。

当然の事ながら完食完飲。ただ、「もう一杯食べたい」とはあまり思わなかった。三人の店主が丼に込めてくれた渾身の思いは、一杯で充分に伝わってきたから。

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当日は、ラーメンを注文したお客には無料でかき氷がサービスされていたので私もそれを。和三盆のあっさりした蜜と氷の冷たさが、熱くてしょっぱいラーメンの後には実によく合う。これで舌と気持ちをクールダウン【笑】。

本当に、心に残るラーメン、そして一日になった。開催中の11時から17時までお店にいさせてもらったが、来て下さった皆さんからのお祝い、励ましがまた何よりも心に染みる。ラーメンも楽しんで貰えたなら嬉しい。

さっきも書いたが、私は「武内さんの五千杯記念ラーメン」を食べて「揺るがない自信をもってラーメンのすばらしさを語れる」と思ったが、今回食べていただいた方に、もし同じ感想を持ってくれた方がいたならと思うし、このラーメンが長く思い出に残ってくれればそれも素晴らしいと思う。作ってくれた嶋崎・後藤・塚田各店主、当日対応して下さったスタッフ、食べに来てくださった皆様すべてに感謝した一日。本当にありがとうございました。

【データなど】
地下鉄赤坂見附駅、赤坂駅、溜池山王駅/東京都港区赤坂3-7-11/03-3583-5569/11:00~23:00(売り切れ仕舞いあり)/定休日未定(当面無休)


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テーマ : ラーメン - ジャンル : グルメ

Tag : 2013新店 2013限定

山水地鶏ワンタン醤油らぁ麺:支那そばや戸塚本店

14日、武内さんを偲んで「春木屋本店」に行った後にクルマを飛ばして戸塚まで移動し、14時過ぎに戸塚に到着。「春木屋」は武内さんがラーメンにハマったお店であり、「支那そばや」は公私ともにもっとも信頼しあっていた佐野さんのお店。この2軒を食べる事が、毎年の恒例になっているのは先日も書いた通りだ。

到着時には店外に数名の待ちも。日曜日とは言えお昼時を外しているのに繁盛してるな。注文したのは私は初めてみた「山水地鶏ワンタン醤油らぁ麺(950円)」で。

sinasobaya_honten_sansuijidoriwantanmen_syouyu_ajitama_01_130714 sinasobaya_sansuijidoriwantanmen_syouyu_ajitama_02_130714 山水地鶏ワンタン醤油らぁ麺(950円)

基本的には品名通り、通常の醤油らぁ麺に山水地鶏を使ったワンタンを加えた物。なので当然のようにいつもの支那そばやの味わい。様々な味わいがあり、複雑ながら丸くまとめられたスープの存在感は相変わらず健在だし、なめらかな細麺もやはり好み。ワンタンはちゅるるんと柔らかいのに破れにくい皮に、スープの邪魔をせず、それでいて濃密な旨味のアンがたっぷり入り満足感もひとしお。

いやあ美味かった。今にして思うと、武内さんは結局この戸塚本店では食べられず、最後に食べたのはラ博店だった筈。ラ博店と本店の味も微妙に違うので、その食べ比べもしてみたかったろうな。悔しかったら化けて出てみろと思いつつ、心の中で一礼して帰路についた。

【データなど】
各線戸塚駅/神奈川県横浜市戸塚区戸塚町4081-1/045-827-3739/11:00~19:00(売り切れ仕舞あり)/不定休


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中華そば:春木屋荻窪本店

先日の日記にも書いたように、7月13日は武内さんの命日。私は毎年この日に2軒のお店を回る。一軒は、武内さんが高校生の頃に食べ、ラーメン食べ歩きのキッカケとなった「春木屋」。そしてもう一軒は、武内さんが公私ともに盟友として信頼関係を築いていた佐野実氏の「支那そばや」だ。

ただ、今年は13日に別件が入り全く時間が取れなかったので、翌14日に行って来た。「春木屋」への到着は11:30頃。ランチ前なのでお客は半分くらいの入り。

暑い日でもあったが、冷やし中華やつけ麺などよりやはり中華そばの注文が多いあたりはさすがだな。私もノーマルの「中華そば(800円)を。

harukiya_honten_ramen_01_130714 harukiya_honten_ramen_02_130714 中華そば(800円)

今さら言うまでもない、東京ラーメンブームを支え続けた醤油ラーメンの雄。幾つかの出身店はあるが、この味を目指しているお店はほぼ無く、また支店やのれん分けも極力抑えた方針はラヲタならご存じの通り。未だにオンリーワンと言って良い存在感を放っている。

独特の甘味と煮干の風味に、ざっくりした太めの縮れ麺。私はあまり卓上調味料は使わないが、ここの中華そばは途中から少し胡椒を加え、麺を食べきってから軽く酢をかけ回して飲み干す事にしている。

このお店が東京のラーメンシーンに与えた影響や、武内さんが「春木屋理論」と名付けた方針などには今回改めては触れないが、私が食べ終わり、軽く用事を済ませて再度店頭を通りかかった正午過ぎには店頭に行列が出来ていた。老舗であり、一時期の大ブームにも足下を見失わず、着実に営業してきたお店ならではの風格と、それを示すような行列。ラーメンの食べ手にも、そしておそらくは作り手にも勉強させてもらうところが未だに多くあるように思う。歴史が長いだけではないまさに「大老舗」と言ってよい数少ない名店だと思った。

あ、一点だけ言うなら、確かにお値段は強気【笑】。が、ここについては「それでいいのだ」と思ってしまう。それだけの物を出しているのだから。

【データなど】
各線荻窪駅/東京都杉並区上荻1-4-6/03-3391-4868/11:00~22:00(日曜日は21:00まで)/定休無し


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ラーメン:焼肉北京

ラーメン専門店以外でラーメンを出す業種と言うと、まあ中華料理店は言うに及ばずとして、それ以外だと日本蕎麦店が多いかな? 特に調べた訳ではないが、個人的にはそれに次いで焼肉店も結構多い印象がある。やっぱり「肉屋」と言うキーワードが共通するからかなあとつらつら考えたりするが。

らーナビ達人時代にも何度か速報に載せた「ラーメンを出す焼肉店」に、川崎市の人気焼肉店「焼肉北京」がある。ここの特徴は何と言ってもその肉のボリューム。いわゆるA5ランクとか希少部位ではないが、サイズも厚みもたっぷりの柔らかい肉を、適度な値段で腹一杯出してくれると言う店では首都圏屈指と言っていい。誰が言ったか「焼肉界のラーメン二郎」と言う表現も納得の迫力なのだ。

 

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その「北京」で出て来るラーメンは、見かけはオーソドックスな東京醤油ラーメン風だが、スープは牛。飲むとすぐに牛の風味に気がつくが、牛を強めすぎると出てきやすい強い甘味や牛乳臭さは全くなく、醤油できりっと締まった味わいに牛の旨味が加わり、肉で一杯になった腹にもするするすると収まっていく。

焼肉店なので当然ラーメンだけの注文は不可だが、一度チャレンジする価値は充分。大ボリュームの肉も含めて腹ぺこぺこで挑むのが吉。

【データなど】
JR平間駅/神奈川県川崎市中原区上平間1700-36/044-544-1538/18:00~23:00/木休


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博多肉そば:博多一風堂クロスガーデン川崎店

12日、「六角家」を食べた後にクルマを転がしてこちらに。6月21日から8月一杯まで提供している夏限定「博多冷やし肉そば(740円)」狙いで訪問で正午前に到着。六角家からの距離で言うなら横浜西口とかの方が近いが、クロスガーデン川崎では駐車場が無料で使えるのが有り難いのだ。注文は当然それで、お店推奨と言う温泉卵をつけて。foodpic3723937

ラーメンが出てくるまでは卓上の辛もやしでしのぐ。これ、辛もやしソースが別売されているほどの人気で、更にお冷やのルイボスティーとの相性も抜群。適度な辛味と油感を、ルイボスティーの風味で切りながら食べるとあっという間に卓上に出ている分の半分くらい食べてしまう(^_^;)。

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博多冷やし肉そば(740円)+温泉卵(100円)

ちょっと写真が見にくいかな? 麺は平打ちのやや太めで、もしかしたらつけ麺と共通かな。冷たく〆られていてぎゅっとした歯ごたえがある。野菜類はベビーリーフ、レタス、タマネギなどで、ここに甘辛く煮た牛肉がたっぷり。タレも甘辛目で、キムチの刺激が食欲をそそる。

味わい的にはかなり好みなんだが、この甘辛ダレの味わいが個人的にはかなり濃いめ。盛夏で汗ダラダレならこのくらい塩分がある方がいいかもだけど、当日はまだあまり暑くない時間帯でしかもクルマ移動だったのであまり汗はかいていなかった。

「今回は温玉をつけてよかったなあ」と思いつつ卵でなめらかにして、更に卓上の酢で甘味を少し中和したら更に食べ易くなった。連食でなければご飯も足していたかな。これも推奨していたけど確かに合いそう。

提供は、先述のように8月一杯まで。一部を除く各一風堂で出されているようで、限定数については特に言及は無し。提供店情報はこちらの特設サイトにあるのでご参考までに。

あと、この限定でちょっと面白いのがWEBでの広告。いろんなサイトでバナーとして出て来るのを見かけた。TVCMに関しては、限定情報どころかラーメン店自体でも滅多に見る事はないが、一風堂クラスの全国展開しているお店で、二ヶ月以上にわたって提供する夏期商品だと宣伝効果があると見込んだんだろうな。機会があれば、この規模のWEBバナー広告がどの程度効果があったのか訊いてみたいもの。

【データなど】
JR矢向駅(遠い)/神奈川県川崎市幸区小倉1658-35/044-580-6630/11:00~0:00(日祝11:00~23:00)/定休無し/川崎鶴見臨港バス「末吉橋」停留所下車


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Tag : 2013限定

ラーメン:末廣家

新店情報なので先行で掲載します。

「六角家」の記事にもちらっと書いたが、六角橋郵便局近くに吉村家直系を名乗る新店「末廣家」が本日16日にOpen。16~18日の三日間は、ノーマルのラーメンとライスのみ販売で、ラーメンは300円。250食売り切れ仕舞い。私は16時過ぎに到着したが、その時点で残10食ほど。16:30頃には完売していた。

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注文は当然「ラーメン(特別価格300円)」を。正規価格の確認を忘れたが、この券売機から推察するに640円かな?

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ラーメン(特別価格300円)

ラーメンは当然のように家系のフォーマットに則った、豚骨醤油+鶏油に酒井と思われる太麺、ほうれん草、チャーシュー、海苔三枚。言うまでもなく堂々たる家系スタイルだ。

スープを飲むと、しっかり濃厚な豚骨のコクとぺたぺたしたゼラチン感。鶏油は液体として浮きすぎず、甘みを加えている感じ。個人的に吉村家直系でよく行くのは環2家で、あと吉村家と杉田家にまれに、と言う感じだが、それらの印象に比べるとこちらの味はかなり醤油が控えめで、むしろ豚骨の甘みやコクが牽引力になっているように感じる。有り体に言えば、吉村家直系にしてはずいぶんと六角家方向に振って来たように思った。

こちらのお店の場所は、六角家本店と同じ上麻生道路沿い。東神奈川から新横浜方面に向かうと、東白楽駅を越してすぐに六角家があり、その先に六角橋交差点でここを左折したら豚星や神大方向。直進してしばらく行くと末廣家があり、すぐ先を右折したらくり山があると言うロケーションになる。

つまり、このあたりで大きなラーメン需要になっていると思われる神大生からすれば、白楽駅を出て学校に向かい、六角橋交差点から真っ直ぐ行けば通学路上に豚星があり、交差点を挟んで左に六角家、右に末廣家が存在している。狙いなのか結果論なのかは判らないが、くり山と末廣家がタッグを組んで六角家と真逆に神大生を引っ張ろうと言うポジションだ。いろいろと想像は開いて行くなあ。うーむ面白い(^_^;)。

先日食べた六角家と比較すると、少なくとも「濃度」と言う点では末廣家の圧勝。ただし、六角家は朝イチ、末廣家は夕方に食べたのでそこは割り引く必要はあるかも。

少し心配なのは路駐問題。このお店のポジションは駅から少々遠い割に結構交通量が多いが、お店の駐車場は無し。近隣にはコインPがあるが、お店から2軒ほど隣には交番まであると言う(^_^;)。特に日中は交通トラブルが起こらないといいんだけど。

Open当日だし特売価格営業だし、今日の味だけでは判断仕切れないので、またしばらく経ったら食べに来てみる予定。いずれにしても様々な点で注目の新店と言えそうだ。

【データなど】
東急東横線白楽駅(やや遠い)/神奈川県横浜市神奈川区六角橋1-14-7(?)/045-642-3400/11:00~23:00(予)/日休


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Tag : 2013新店

ラーメン:六角家

本日7月16日、六角橋郵便局近く(ラーメン店的に言うと「くり山」が一番近いか?)に新店「末廣家」がOpenする。看板によると、吉村家直系との事だ。

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「吉村家が六角家の商圏に支店あるいは直系出店を狙っている」のは以前から噂になっていたが、いよいよそれが実現。様々な意味で熾烈な師弟対決が予想される。その対決を前に、角家本店のラーメンを味わいに行って来た。12日の朝イチ客で、だいたい半分くらいのお客が入っている。

rokkakuya_hopnten_ramen_01_130712 rokkakuya_hopnten_ramen_02_130712 ラーメン(650円)

注文はノーマルの「ラーメン(650円)」を好み無しのフルノーマルで。ちなみに前回来店が08年の5月。約五年ぶりだなあ。

ラーメンは基本的なスタイルはもちろん変わらず、豚骨スープに鶏油、太麺、ほうれん草、海苔三枚。前回食べた時は「豚骨や醤油や油の要素がそれぞれ強めに出ている」と書いたが、「各要素を融け合わさせずに独立した感じ」の印象は変わらない。ただ、今回は完全に朝イチだった為か、スープ自体の豚骨エキスが少し軽めに感じた。もうちょい遅めのタイミングだったらもっと重厚感があるのかな。

六角家系は吉村家本家系に比べて醤油よりも豚骨のコクで味を牽引する印象があるが、だったら豚骨はもうちょっと強めでも良さそうな気がする。今回の味だと、表層の油でコッテリ感をブーストしていて、オッサンにはちょいっとキツかった。

麺は以前に比べて少し柔らかめに茹でられている印象。個人的にはこれでかなり馴染みがよくなり、かなり好みだけど、一般的にはもっと硬めが好まれるかも。実際、今回もお店で「麺硬め」の注文はかなり多かった。

もっとも、標準の硬さがどうであろうが「硬め」を言う人も一定数いるのだけど。

吉村家直系では「吉村家」「環2家」あたりはちょくちょく食べに行ったり前を通ったりするが、未だに横浜市でも屈指の動員力を持つお店だと思う。その直系が、今回の場所に一定のクオリティで出店したら、特に神大生の流れはそちらにかなり流れそうな気がする。そこで地元の老舗にして重鎮の六角家がどう迎え撃つか。基本的にはクオリティとサービスしかないと思うけどなあ。いずれにしても今日以降の動勢は注目と言えそう。

【データなど】
東急東横線東白楽駅/神奈川県横浜市神奈川区西神奈川3-1-5/
045-413-0356/11:00~23:00/定休無し


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武内さん

本日7月13日は、武内伸さんの命日です。

TVチャンピオン第二代ラーメン王で、「素人のマニアがプロ評論家になる」道を拓いた人。ラ博勤務時代は私にとっては直接の上司であり、師匠でもあった人。私のラーメンに対する姿勢は全てこの人から学んだと言っても過言ではないです。

酒の飲み過ぎで肝臓をぶっ壊して死んだくせに、「ラーメンの食べ過ぎで亡くなった」とデマを残してくれたのが少しだけ迷惑だから、一度化けて出てこい抗議してやる、と思っているのに、一度も化けて出て来てくれない【笑】。

毎年この日は「春木屋本店」→「支那そばや」のハシゴをしていたけど今年はちょっと用事があって行けない。明日行けるかな。

何かと厳しいこのご時世、今こそ武内さんの言葉が聞きたいけれど、それはまああと何十年かはお預けか。ま、その時には貴方が亡くなってからどれだけ美味いラーメンを私が食べてきたかを自慢してやるから、存分に口惜しがって下さい【笑】。

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ラーメン(&レバニラ炒め):八龍

反町で古くから営業している中華食堂。この手のお店には珍しく昼は営業しない代わり、18時から24時と、かなり遅くまでやっている。自宅を事務所代わりにフリーで仕事をしているとどうしても生活時間が不規則になるので、チェーン店やファストフード以外で遅くまで使える店はありがたいのだ。

地元密着でハデさは無いお店だけど、ここのタンメンは地元民の折り紙付き。それだでなく、ラーメンやワンタン麺も個人的にはかなりの高評価。ちょっと夏ばても出て一週間以上も麺を食べてなかったが、そう言う時にはこのようななんのてらいもないラーメンを食べたくなる。

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注文したのは「ラーメン(650円)」と、夏ばて対策になるかなと思って「レバニラ炒め(900円)」も。あっさりの醤油清湯だけど、風味の中心は鶏ガラではなく豚骨と思われる。魚介はほとんど感じない。私は鶏ガラ清湯が大好きだけど、豚骨清湯の少し下品な、いかにもラーメンらしい風味もまた大好きだ。

「昔ながらの東京ラーメン」と言うと「あっさり鶏ガラ風味」とされることが多いけれど、実際にはこう言う豚骨清湯も重要なポジションだったんじゃないのかなあ。私自身は進学で上京した地方出身者で、首都圏のラーメン歴はたかだか30年程度だけど、それでも学生時代に食べた「普通のラーメン」や、当時はまだそこここにあった屋台の味などを思い起こすと豚骨清湯もかなり多かったように思う。

最近あまり見かけなくなったタイプだが、それだけに貴重。またふと気がつくと「なんだよもう22時過ぎかよ」みたいな時にお世話になろうと思う。

【データなど】
東急東横線反町駅/神奈川県横浜市神奈川区反町1-5-1/045-322-0218/18:00~24:00/日曜休


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テーマ : ラーメン - ジャンル : グルメ

トムヤムスィーファー:グリーンパッタイ恵比寿店

昨年「ビーハイブ ゲンキノモト」で提供され話題を呼んだ、「リナブルーの青い冷やしラーメン」が、今年はラーメン店ではなくタイ料理店で提供される事になり、試食させていただく機会を得た。お店は「グリーンパッタイ」@恵比寿。駅からほど近く、ラーメン店で言うと「よってこや」が少し近い位置にある。地下鉄恵比寿駅が一番近そう。

今回は恵比寿店で試食させていただいたが、どうやら春巻き、ピクルス、マンゴーコラーダ以外の「青」の料理は、神田店と大崎店でも提供される模様だ。

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今回は、冷やし麺だけではなくビールやおつまみ、スイーツ、カレーなど各種の「青いフード」の一つとして「トムヤムスィーファー(青のタイラーメン)(900円)」を提供との事。7月1日から順次提供されていて、タイラーメンは7月8日から、カレーとサラダ和え麺は15日から提供。それぞれ8月一杯までとなっている。

greenphadthai_aonotairamen_01_130704greenphadthai_aonotairamen_02_130704「トムヤムスィーファー(青のタイラーメン)(900円)」

やはり特徴的なのは鮮やかな青いスープ。スープの見かけだけなら、昨年の「青の冷やし」と同じようにキレイに透明な青色だが、味わいは全く異なる。「トムヤム」と名前が付くように、タイのトムヤムクンに似たイメージの強い酸味とピリ辛の味があり、涼しげな青色と鮮やかな味の対比に一瞬びっくりする。ちなみに「スィーファー」とはタイ語で「水色」の事らしい。

その鮮やかな味わいに、海老、アサリなどのシーフードがたっぷり。更にレモン、プチトマトがさっぱりした味わいを加え、パクチーがいかにもエスニック風な風味で全体をまとめている。一般的な「ラーメン」とは大幅に印象は異なるけど「エスニック料理」として捉えればこれはうまい。

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デザートにはタピオカココナッツミルクも。この冷やしラーメンもそうだが、タイ料理は基本的にかなり刺激的なので、最後に甘味があると舌がほっとする。こちらも鮮やかな青色だが、ココナッツミルクのやさしい甘味がありがたい。

先述のように、ラーメンだけではなくカレーやビール、甘味などさまざまな料理があるので何人かで訪れて青色料理をずらっと注文して楽しむのもよさげ。今回は冷やしタイラーメンしか試食しなかったけど、どれも本格的なタイ料理になっているとの事なので、暑さも増して来たこの時季、刺激的なエスニック料理で夏ばてをふっとばすのは大いにアリかもしれない。

【データなど】
各線恵比寿駅/東京都渋谷区恵比寿南2-2-7/050-5797-7780/11:30~23:00/不定休


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テーマ : タイ料理 - ジャンル : グルメ

Tag : 2013新店

背脂中華そば:麺や鶴若

ちょっと久々の更新になってしまった(^_^;)。

1日の夕方に「王道中華そば」を食べてから、そのままの勢いで「背脂中華そば(680円)」も追加。

新潟の各種あるご当地スタイルを「新潟四大ラーメン」と定義したのは石神氏だったか渡辺樹庵氏だったか。いずれにせよ「新潟市内あっさり煮干醤油」「燕三条煮干背脂」「長岡ショウガ醤油」「巻町濃厚味噌」を四大とする定義は、当時新潟県での経験がある首都圏のマニアには違和感なく認知されたし、新潟のタウン誌などの反応からしても好意的に迎えられていたように思う。

その後「三条カレーラーメン」が提唱されたのは今から数年前だったかな? 私自身は2006年に「正広」「大黒亭」「末廣」などで食べて三条には超古参のカレーラーメン文化があると知ってはいたが、比較的最近になって地元三条市が「三条カレーラーメン」を謳い始めた。既に三条には「燕三条系」があるじゃないかとか思ったりもするが、新幹線駅名は「燕三条」、高速道路のインター名は「三条燕」となっている地元事情もあったりするのかなあと、これは私のゲスカン【笑】。

閑話休題。「燕三条系」と言われる煮干し醤油+背脂スタイルは個人的にはかなり好き。なので、折角だから確認しようという事。

turuwaka_seaburatyukasoba_01_130701 turuwaka_seaburatyukasoba_02_130701背脂中華そば(680円)

ラーメンは、「王道中華そば」に比べると少し醤油色が濃いめに見えるスープにびっしりと細かい背脂が浮く。飲むと確かにかなりしっかりした煮干しが印象的。醤油もやや強めにしているかな?全体的に「王道」に比べると強めの性格なのを、表面に浮いた背脂の甘みで中和している。この系統の王道のやり方だ。

背脂の量はそう多くはなく、表面に一枚すうっと背脂層が被さった感じ。このあたりは個人の好みだろうが、私はもっと背脂があってもいいかな。機会があれば「大脂」や「鬼脂」が出来るか訊いてみたいところ。

あと、おそらく麺は「王道」と共通の中細麺。これ自体は悪くない麺なので「オリジナルの煮干し背脂醤油ラーメン」だと思えば全く問題はないが、「燕三条系インスパイア」だと考えるならもっともっちりと太めの多加水麺でも食べてみたいなあ。開店して間もないし、メニューも揃いきっていないから、麺の改変があるとしたらもう少し後になりそうだけど。

今のところは「王道」「塩」「背脂」の3種類に、近々「ショウガ醤油」も加わるそう。その後「味噌」も追加し、「カレー」はゲリラ限定的にやって行きたいそう。今時のお店としてつけ麺の登場なども期待したいし、メニュー制覇に一苦労しそうな新店がまた一軒登場した。

あとちょっと気になったのは、カウンターの各席に準備されたケーブルホール。

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以前、カウンター各席に 液晶TVを備えたお店ってのはあったが(^_^;)。「ラーメン店で各席にケーブルが必要なケース」で一番あり得るのは小型のIHヒーターだろうなあ。だとしたら、つけ麺の熱々提供を狙っているのかな? そのあたりでも新作がどんな形で出てくるのか楽しみだ。

【データなど】
東京メトロ三ノ輪駅/東京都台東区根岸5-25-1/03-3805-3538/18:00~翌1:00(土日祝11:30~16:00)/木曜日休


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Tag : 2013新店

王道中華そば:麺や鶴若

6月17日Openの新店。新規のラーメン店が、修行先のスタイルを踏襲したラーメンを出すのはごく自然な事。そう言う意味では「麺や食堂」@厚木市と、「潤」@新潟市で勉強したと言うこちらのお店がその両者を出すのも不思議ではないけど、「神奈川淡麗系×新潟五大ラーメン」を謳うお店と言うのも私の知る限りでは日本初【笑】。「一気に六杯は喰えないなあ」などと心配しながらお店に向かったのが7月1日の18時頃。

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残念な事にと言うか助かった事にと言うか、この時点で提供されていたラーメンは「王道中華そば」「淡麗塩そば」「背脂醤油そば」の三種類。「生姜醤油そば」は売り切れ表示になっていた。

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なので、とりあえず一番基本となりそうな「王道中華そば(680円)」を注文。行列こそ出来ないが、三々五々お客がやってきて満席に近い状況が続く。やってくるのは何となく地元っぽい方や、少しお年を召した方など、マニアには見えないタイプが結構多い。

turuwaka_oudoutyukasoba_01_130701 turuwaka_oudoutyukasoba_02_130701 王道中華そば(680円)

ぱっと見の第一印象は、修行先の「麺や食堂」を思い出す。清湯タイプにしては少し太めな麺を丁寧に折りたたんだキレイな表情のラーメン。具材を全体に配置せずに端っこに寄せてあるのは、この麺を見せる演出なのかな? 写真には写っていないが、丼の下には受け皿があり、レンゲはそこに載せられているのも好感度が高い。

スープはキレイに澄んだ醤油清湯。ベースは鶏かな。そこに、あまり強すぎずに煮干の風味が重なる。いずれの味わいも突出させず、鶏、煮干、醤油が少しずつ顔を出す感じ。

正直「神奈川淡麗系と新潟古町醤油の特徴を重ねた」と聞いて、実はあまりイメージが浮かんでいなかった。「新潟古町醤油」とはおそらく「三吉屋」や「天龍」のような、オールドにしてオーソドックスなあっさり煮干だろうなと推測は出来たが、じゃあ「神奈川淡麗系」とは何ぞやと言われると、個人的には「中村屋風?」くらいのイメージしかない。

ただ、このラーメンを食べて見て、おそらくご主人は「鶏ベースに魚介風味を利かせた清湯」を「神奈川淡麗系」としたのかなと推測した。そこに煮干をほんのり加えたのが「古町」なのかな。

まあ、そういった定義とか流儀はあくまで結果論で、まずはラーメンが美味ければそれでいい。そう言う意味では、このラーメンがオープン二週間ほどにして既に地元常連さんがついているのも納得だった。

【データなど】
東京メトロ三ノ輪駅/東京都台東区根岸5-25-1/03-3805-3538/18:00~翌1:00(土日祝11:30~16:00)/木曜日休


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Tag : 2013新店

味噌:濃厚背油拉麺つなぎ(繋)

恵比寿駅からもほど近いこの場所を初めて意識したのは「山頭火」が入っていた頃からだったが、その後何軒ものラーメン店が入れ替わっていた。現在の「繋」は6月21日Open。「背脂」「繋」と言うつながりから最初は蒲田の「繋-Gu」の関連店かと思ったが、実は「ど・みそ」出身との事。

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出自が「ど・みそ」の為か味噌をトップに掲げているが、醤油ラーメンも用意してある。とは言えやはり出自からしても券売機の順番からしてもまず試すはやはり「味噌(750円)」でしょう。

tunagi_miso_01_130701 tunagi_miso_02_130701味噌(750円)

ラーメンは、大雑把な第一印象だとやはり修業した「ど・みそ」の雰囲気を強く感じさせる物。スープ自体も濃厚ながら、それをさらに上回る味噌ダレの印象が強く、それでいて全体をまろやかにする背脂のコクと甘み。しゃっきりと歯ごたえを残した茹でもやしがスープの塩分・脂分を切って口の中をさっぱりとさせる。

コーンは甘み、ニラは香りでやはりスープの中でアクセントを担当。縮れてはいるが太麺なのでスープはやたらに絡み過ぎず、強いスープの中でも麺の存在感を充分に感じさせてくれる。

「ど・みそ」もそれほど通いまくっている訳ではないので細かい比較は出来ないが、「ど・みそ恵比寿店」と言われても多分あまり違和感はなさそう(^_^;)。逆に、ここならではの個性が今後出てくるともっと楽しそう。

このベースでの醤油は、どうも個人的にかなり好みのような予感がするなあ。中休みなしも使い勝手がよさそうだし、一段落した段階で醤油を背脂多めで食べておきたい。

【データなど】
各線恵比寿駅/東京都渋谷区恵比寿1-4-1/11:00~23:00(L.O.22:30)/定休なし


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Tag : 2013新店

中華そば:東京神田 角中中華そば店

神保町の靖国通り沿い、大雑把に言えば「二郎や用心棒の表通り沿い」あたりにOpenした新店。6月11日に一度Openしたが、すぐに一旦クローズ。25日に改めてメニューを改変して再Openとの事。また、長野の人気店「気まぐれ八兵衛」のご主人が捲土重来で都内再進出らしい(一度目は、現在「666」が営業している物件で出店していた)。27日の15時半頃に到着。一部に通し営業との情報もあるが、現在は16時~17時の一時間のみ休憩を取っている。あぶねえあぶねえ。

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店内はステンレスのカウンターに、調味料入れなどもメタリックな物を採用。ステンレスカウンターは、作りたての美しい光沢は綺麗なんだけど、すぐに傷だらけになるんだよなあ。いっそ全面ほんとに傷だらけになってしまえば逆に曇ガラス的な渋さにもなるけど、作ってすぐの、ちょっとキズが入り始めた頃はあんまり好きではない。ラーメンは、現在「中華そば(700円)」のトッピング違いのみ。他にご飯物などもあるが、博多風らしく大盛りはなくて替え玉対応になっている。

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なので当然注文は「中華そば」を。さてさて。

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中華そば(700円)

スープは一言で言うなら超濃厚。「スープに混ざっている骨粉や微細肉片の濃度」「どろどろさ加減」では「無鉄砲」が上だが、脂の乳化具合や表層の液状脂の量はかなり多く、何と言うか、本場の「八ちゃん」のスープを凝縮したような濃厚さがある。その割には豚のクセや臭いはきつすぎない。下処理を丁寧にやっているのかな。

スープに微妙な灰色があるのは、たぶん骨粉が大量に入っているから、前述の「八ちゃん」なども同じような色合いがあり、時間がたつと味噌汁よろしく骨粉が沈んで色合いが少し明るくなるんだが、ここのスープはたぶん乳化が強くてあまり沈まないせいか、いつまでたっても灰色を保っている。うひゃあ【笑】。

麺は博多らしい低加水のこりこりぼそっとした極細。チャーシューはかなり分厚く切られていて迫力がある。他はネギ、のり、メンマなどオーソドックスにして標準的。

何しろ濃厚なので、卓上のニンニクや高菜を使ってもスープの足腰はがっちりとブレない。今の自分は無理をしたくないので替え玉などはしなかったが、少々替え玉してもスープは保ちそうだなあ。ライスも旨そう。

豚骨スープの「濃厚」にもいろんな要素があるけれど、こちらは「こってり」の要素もかなり強いな。若い人向けの味わいだと思うが、オッサンでも美味しく食べられた。さすがに完飲は出来なかったが(^_^;)。

なお帰り際に「替え玉券」を貰えた。レギュラーサービスなのかOpen記念なのかはちょっと不明。

【データなど】
各線神保町駅/東京都千代田区神田神保町2-2-38/03-3221-0733/11:30~16:00、17:00~21:30/日曜日休


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Tag : 2013新店

ひびき(上湯麺):らーめんだいにんぐひびき

長くラヲタをやっていると、「自分がラヲタを始める前の店」と「その後の店」は何となく違うような気分になってくる。「前の店」に対しては、どこか「先輩」に対するような敬意があり、「後の店」は逆に「後輩」のような、ほんのわずか上から目線で「見守ってるよ」みたいな(^_^;)。

また、これも何故か「後の店」よりも「前の店」の閉店の方がショックが大きい気がする。「前の店」はずっと続くような気がどことなくしているんだなあ。むろんそれは幻想なんだけど、たとえば「芳来」「宝軒」「漢珍亭」「宝亭」などの閉店は本当にがっくりした。常々通ってはいなくても、そこにあるだけで安心出来る存在だったりする。

そんな「先輩」の一軒がかつて渋谷にあった「チャーリーハウス」。「ラーメン店」ではなく「中華料理店」で、様々な料理も評判だったが、その中華汁麺は古参ならば食べていなければモグリと言われても仕方がない。基本的にラヲタはラーメン専門店に比べて中華料理店の麺はあまり評価しないが、ここと横浜の「奇珍楼」は別格。そんなお店だった。閉店は2007年末。もう5年半も経つのか。

こちら「ひびき」は、ラヲタなら既知のように、その「チャーリーハウス」の血を引くお店。何でも店主は「チャーリーハウス」店主の甥にあたる人で、直接の手ほどきも受けているそう。そう聞くだけで、もう楽しみでしょうがない。30日の17時過ぎに到着したら営業開始は17時半だった。

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看板に控えめに、だがはっきりと書かれた「広東」の文字が出自を物語る。店内はモダンで明るく、それでいて落ち着いた雰囲気。一番基本らしい「ひびき(上湯麺)(650円)」を注文。

hibiki_hibiki_01_130630 hibiki_hibiki_02_130630ひびき(上湯麺)(650円)

ぱっと見で最初に思ったのは「普通のラーメンだ」だったり(^_^;)。「チャーリーハウス」の「湯麺」は、全く具材のない光麺に、日本の煮豚ではない本格的なチャーシューや、ネギなどの薬味が別皿で提供される異国情緒たっぷりな物だったから。ただ店内に「チャーリーハウスのラーメンを再現しました」などと謳っている訳ではないし、驚きはしたものの別に問題な訳ではない。

とりあえずスープを飲むと、鶏の旨味をメインに豊かな風味と旨みがたっぷり。派手な牽引力とは違うけれど充分に美味しい。本来の「上湯」には中華の金華ハムが使われている筈で、ここがそれを使っているかどうかは判らないが、それはそれとしてうまい。

麺は細めで少しざっくりとした物。チャーシューは鶏豚一枚ずつで特に鶏の方のしっとりした柔らかさが印象に残った。

「ダイニング」らしく料理も沢山あり、むしろそちらを飲み食いした後に〆でさっぱりとラーメンを食べるのが本来の使い方なのかな。こう言うお店が近所に一軒あれば使い勝手がいいんだろうなあ。

「チャーリーハウス」のラーメンと比べ、スタイルは全く異なるが味を彷彿とさせるところは確かにあった。ちなみにHDDの底から掘り出した「チャーリーハウス」の「湯麺」。閉店直前の2007年12月27日に撮った写真だ。

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【データなど】
京成立石駅/東京都葛飾区立石3-18-4/03-5654-6739/月休


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プロフィール

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Author:siukitajima
「超らーめんナビ」で達人を務めさせていただいていた北島です。2013年6月以降、こちらのblogで「速報」を中心としたラーメン情報をメインに掲載していきます。

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